元SKE48の女優松井玲奈(32)が17日、都内で、新作エッセー「私だけの水槽」(朝日新聞出版)発売記念イベントを行った。

同作は21年から約2年間「小説トリッパー」で連載した「私のもしも図鑑」を改題し、4本の描き下ろしも収録。苦手なことも好きなことも、ありのままを書きつづった3年ぶりの最新エッセー集。完成本を手に「書きためた物が1冊になってうれしい」と笑顔。表紙のデザインには「昔懐かしい水族館の中で魚が泳ぐ雰囲気が気に入っています」と喜んだ。

子どもの頃から本が好きで、作文コンテストで賞を受賞したこともあるといい「先生に『文を書くのが得意なんだね』と言ってもらえたんです。エッセーを書き続けるとは思っていなかったので驚いています」と振り返った。

同エッセーは食の描写も多数。「自分を大切にする食が好き」という松井は東京ディズニーシーのレストランで1人でコース料理を堪能したこともあるという。「アドレナリンが出る幸せなエネルギーがめぐる好きな時間。皆さんそれぞれの時間を過ごしているので、人目は気にならない」と意外な一面を明かした。

料理するのも好きだと明かし、今ハマっている料理は「鶏の酒蒸し」と即答。「つけダレにもハマっています。レンジでも作れるのでおすすめです」。

役者としても活動する松井はエッセーの執筆に「今後もライフワークにしたい」とした上で「書くという事へのチャレンジとしていつか脚本にも挑戦したい」と意気込み、役者としては「途中で離脱する役が多いので、最後まで生きてみたいです」と笑わせた。