劇団四季ミュージカル「ジーザス・クライスト=スーパースター(エルサレム・バージョン)」が20日、京都劇場で初日を迎えた。同劇場での上演は、14年以来、10年ぶり3度目。「劇団四季創立70周年記念公演」として上演された。

「ジーザス・クライスト=スーパースター」は、イエス・キリストが十字架にかけられるまでの「最後の7日間」を、ロックでつづったミュージカル。神格化されていない、1人の人間として苦悩する「キリスト」を描き、71年にブロードウェーで初演された。

四季では浅利慶太氏の演出で「ジャポネスク・バージョン」(73年初演)と、「エルサレム・バージョン」(76年初演)の2パターンで上演され、今回は「エルサレム・バージョン」となる。

ジーザス・クライスト役の神永東吾は「本作ではジーザスを神格化された存在ではなく、1人の青年として描いています。民衆たちの求めに、悩み苦しみ、翻弄(ほんろう)されていく彼のドラマを、1回1回新鮮な気持ちでお客さまにお届けできるよう精いっぱい務めて参ります」とコメントした。

今作の京都公演は、6月2日までの期間限定公演。