俳優の市原隼人(37)が22日、都内で映画「おいしい給食 Road to イカメシ」(綾部真弥監督、5月24日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。

市原は、客席のファンと握手を交わしながら登壇。「この日をずっとずっと楽しみにしてきました」と感慨。撮影を振り返り「終わって欲しくない、いつまでもこの世界に入っていたいと離れたくないと、自分も出演しているのに思いました。愛情が詰まっていたりとか、かけがえのない思いが詰まってるんだなと改めて感じました」と話した。

会場からは、はやくもシーズン4を熱望する声も。自身もシリーズの支持を受け止めており「街で『おいしい給食見てます』とか、ご年配の方からお子さまから声をいただくんです。この前も小学校3年生の子が『甘利田先生(市原)大好きです』とキラキラした顔で言われて。その後1人になったときに涙が止まらなくて。この子の笑顔を守りたいなと腹から思いました」と、役者のとしての醍醐味(だいごみ)を感じたという。「これからもお声がある限り、このシリーズを続けたいと腹に決めました」と宣言すると、会場は拍手に包まれた。綾部監督も「求めてくれる限りは、また立ち上がるというのも考えようかなと思います」と応じた。

同映画は1980年代を舞台に、給食命の中学教師と給食マニアの生徒との「おいしい給食」を巡る熱き闘いを描く物語。ドラマ版は3シリーズ、劇場映画2本と根強い支持を持つ人気シリーズ。