22年10月に交通事故に遭い81歳で亡くなったザ・ドリフターズ仲本工事さんの妻で、歌手の三代純歌(56)が、「週刊女性」発行元の主婦と生活社に名誉毀損(きそん)をめぐり1650万円の金銭賠償を求める裁判の第1回弁論が23日、東京地裁で行われた。

三代も出廷し、答弁書のやりとりなど約10分間で終了。訴状では三代が加藤茶(81)に「こうなったのはお前のせいだ!」などと叱られたなどの記事が虚偽であるとし、三代の社会的評価の低下や精神的損害を主張。刑事告訴も申請し、三代は「名前を利用した記事。加藤さんにとっても失礼」。ほか光文社と新潮社を加えた3社に名誉毀損されたとして、計8250万円の訴訟を起こしており「名誉回復して天国の仲本さんにも届けたい」。主婦と生活社側は「直ちに原告の社会的評価が低下するわけではない」と棄却を主張した。