歌手ちあきなおみ(76)の楽曲332曲が、デビュー日の6月10日に歌手生活55周年を記念してデジタル配信されることが23日、分かった。

これまでに在籍した3つのレコード会社(コロムビア、ビクター、テイチク)から発売した全シングルタイトル曲と全オリジナルアルバム曲などが対象。音楽ストリーミングサービス、iTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスで一挙に配信がスタートする。

92年に夫の郷■治さんが55歳の若さで死去したことをきっかけに表舞台から姿を消したが、美空ひばりさんが後継指名した表現力と歌唱力は健在。90年代後半から「黄昏のビギン」や「星影の小径」のカバー曲がCMで使われ、テレビの特集番組が何度も放送されてきた。CD不況といわれる中でも、タワーレコードやHMVなどの若い世代が集まる外資系レコード店での売り上げは堅調に推移。リアルタイムで知らなくても、耳の肥えた多くのリスナーの支持を得ている。

配信する曲数は332だが、ライブ音源などの重複も合わせるとのべ425曲。時代を彩った多くのちあきメロディーが令和によみがえる。

◆ちあきなおみ 本名・瀬川三恵子。1947年(昭22)9月17日、東京都出身。4歳からタップダンスを始め、幼少のころに米軍キャンプを回った。69年に「雨に濡れた慕情」で歌手デビュー。「四つのお願い」などがヒットし、72年には「喝采」で日本レコード大賞。83年に「居酒屋兆治」で映画初出演。俳優郷■治さんと78年に結婚し、92年に死別。葬儀の際、火葬場で「私も中に入りたい」と泣き崩れたエピソードは有名だ。

※■は金ヘンに英