世界文化社は20日、25年11月27日に出版した吉永小百合(80)の写真集「写真集『吉永小百合』」の重版が決定したと発表した。出版から3カ月で重版が決定したことを記念して、吉永直筆のサイン本を、有隣堂書店、大垣書店で店舗、数量を限定して同日から販売予約を開始した。
「写真集『吉永小百合』」は、24年1月に亡くなった写真家の篠山紀信さんが、72年から95年にかけて撮影した貴重な写真を掲載。加えて、本格的な映画デビュー作の59年「朝を呼ぶ口笛」から、25年10月31日の封切り後、現在も上映が続く最新作「てっぺんの向こうにあなたがいる」まで、吉永が出演した映画全124作品の印象的なスチール写真で構成された。吉永が50歳だった95年に1度、出版されたが、世界文化社創立80周年記念企画として、篠山さんが撮影した写真を中心に作っていく趣旨に吉永が賛同し、自ら1年間をかけて写真を選定した。2万5000円(税込み)の価格も納得の、決定版的な写真集となった。
写真集の中には、88年の主演映画「鶴」をイメージした写真がある。雪原の中で数羽の鶴がたたずむ中、純白の着物を着た吉永が、真っすぐに立つ1枚だ。吉永は、25年12月14日に都内で開いた刊行記念サイン本お渡し会の席上で、その写真について言及。「映画は、新潟県の長岡で撮影したんですね。写真は映画の撮影が終わってから、篠山さんとご一緒に北海道・釧路の方の鶴居村に行って、川沿いで雪が降り続く中で撮影しました」と撮影の経緯を説明。「遠くの方に鶴がいて。そうっと鶴の方に近づいて行ったら、逃げないんですよ。仲間が来た、というふうに待っていてくれて、あの写真を撮ることができた。本当に貴重な思い出になりました」と笑みを浮かべていた。



