NEWS増田貴久(39)が28日、東京ガーデンシアターで自身2度目のソロライブツアー「増田貴久 2nd LIVE 喜怒哀楽」東京公演初日を迎えた。8日に発売した初のカバーアルバムを引っさげ、バラエティー豊かな21曲を定評ある歌唱力に乗せ、ファン8000人に届けた。

360度ぐるりとマイクに囲まれた。ステージ上に姿を見せた増田が足を踏み入れたのは、オープニング曲「喜怒哀楽」のMV演出を踏襲した約20本のスタンドマイクの輪の中。右手でマイクを1本手に取ると、力強いアカペラが始まり、直後には感情を激しくぶつけるようなラップを怒濤(どとう)の披露。「僕の表現する『喜怒哀楽』の中で、全身全霊で歌を届けます」。今ライブはMCも封印。マイク1本で戦う意思を表した演出の中、歌唱だけの空間に自らを閉じ込め、その決意を体現した。

昨年初めてソロライブに挑戦し、今回は思い入れ深い楽曲を中心にカバー。駆け出し当時に出演したTBS系ドラマ「3年B組金八先生」第6シリーズの主題歌「まっすぐの唄」(海援隊)で思い出をたどる一方、黄色のハットを被って「(人生で)一番最初に全部覚えた曲」というアニメソング「ムーンライト伝説」を熱唱。セルフカバーの「キッス~帰り道のラブソング」(テゴマス)では会場にマイクを向け、ファンの合唱と一体に。観客もペンライトなどの応援グッツは持たずに、増田の歌声と一心に向き合った。

今ツアーは衣装、演出までもセルフプロデュース。去り際には「俺がNEWSの増田貴久でした!」とシャウト。大粒の汗を流しながら、自らが作り出したステージに胸を張った。【望月千草】