演歌歌手桜井くみ子(27)が26日、千葉・銚子市の銚子川口漁港で行われた「第16回産業まつり」に初参加し、デビュー曲「あばれ船」など5曲を熱唱した。数年前から、同市で歌謡ショーを行っていた桜井は地元の人気者。「デビューしてから初めて訪れました。皆さんに早くご報告をしたかった」とあいさつすると、温かい拍手がなりやまなかった。プロになって約4カ月。「最初は歌えるだけで楽しかったけど、最近はしっかり歌わないとという責任感を強く感じます」。パンチのある歌唱力は磨きがかかり、和服への早着替えも10分でできるようになった。27歳の遅咲き歌手が、海の男をテーマにしたデビュー曲をひっさげ、“もう1つの故郷”に凱旋(がいせん)した。