松竹芸能は23日、他人の高級自転車を無断で写真撮影してネットオークションに出品し、落札を確認した上で盗んだ窃盗の疑いで7月9日に逮捕された、お笑い芸人の兼島ダンシング(本名・兼島信茂)被告(39)の専属契約を解除したと発表した。弁護士を通じ、同被告が3月にも同様の窃盗で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けたことが発覚。「刑事事件で罰則を受けていたこと、その事実を報告しなかったことを重く受け止め」契約を解除したという。松竹芸能関係者によると、兼島被告は芸人の仕事を1年ほどしておらず、今年に入って連絡も取れなくなっていた。本人から4月に「急性腸炎とうつ病にかかっていた」と説明があり、診断書の提出を求めていた7月に逮捕されたという。裁判は9月に行われる予定。