テレビ朝日系ドラマ「警視庁捜査一課9係」(水曜午後9時)シーズン9が7月9日にスタートする。06年4月の放送開始から9年目に突入した今年は「9係」のメモリアルイヤーと位置づけ、今日27日には本編に先がけて、シリーズ初のスピンオフドラマ「警視庁捜査一課9係

 シーズン9

 スピンオフSP」(午後11時25分、一部地域を除く)が放送される。渡瀬恒彦(69)井ノ原快彦(38)ら出演者が新シリーズへの意気込みを語った。

 同局の夏の刑事ドラマとして定着した「9係」。昨今の刑事ドラマには珍しく、開始当初からメンバーが代わることなく9年目を迎えた。印象的な出来事を振り返る中で、羽田美智子(45)は「以前みんなで飲んだ時、渡瀬さんが『1人でも欠けたら、この作品は終わりにする』とおっしゃったんです」と明かし、「渡瀬さんの愛情のもと、いい空気が流れている」とほほ笑んだ。

 長寿ドラマを支えているのは出演者の固い結束力だけではない。井ノ原は「(作品が)続くのは周りの頑張りがあってこそ」とスタッフとのチームワークも要因に挙げた。松本基弘プロデューサーは「前シーズンではセットを変えました。今回は同居を始めた浅輪(井ノ原)と倫子(中越典子)の関係に変化が起こります」と毎シーズン視聴者を驚かせる仕掛けを意識している。

 夏の到来とともに新シリーズの収録も始まった。渡瀬は「幸い、そばに清涼飲料水のようなイノッチ(井ノ原)がいてくれるので、暑い夏を乗り切りたい」と頼もしい後輩と顔を見合わせて笑った。

 「9係」のメモリアルイヤーがいよいよ始まる。