マンスリーマカオ
タイパ新フェリーターミナルが6月にオープン
- タイパ新フェリーターミナル
IR(統合型リゾート)が立ち並ぶコタイにも近いことから、多くの人が利用しているタイパのフェリーターミナル。長い間、臨時の施設が利用されていたが、6月1日、新しく「タイパ・フェリーターミナル」がオープンした。敷地面積は、これまでの「臨時施設」の4倍を誇り、80台以上の出入国カウンターが完備されている。
タイパにあるこのフェリーターミナルは、香港の上環、香港国際空港などにフェリーが運航している。2018年以降は、マカオ国際空港と直結する予定だ。
市街地で熱戦!「マカオ・GP」チケット発売中
- 市街地を走る「マカオ・グランプリ」
マカオで行なわれるイベントのなかで、最も有名なものといえば、「マカオ・グランプリ」だ。オートバイ、WTCC、フォーミュラ3の世界最高峰のレーサーたちがマカオで熱い戦いを繰り広げる。
国際的な名声を得ているこのグランプリは、今年で64回目。毎年、細く曲がりくねった市街地のギアコースでの熱戦を観戦しようと、世界各国から旅行者が訪れる。
チケットは、macauticket.comから予約フォームをダウンロードし、指定のメールアドレスに送信する方法で入手可能だが、表記は中国語と英語のみ。言葉に不安があれば、現地旅行代理店などを通して手配を。
◆開催期間…11月16日(木)~19日(日)
*練習走行16日(木)・17日(金)、予選・決勝18日(土)・19日(日)
◆チケット料金…練習走行:一律50パタカ、予選・決勝:350~900パタカ
金の家具など250点一挙公開!特別展示開催中
- 金を用いた展示品が250点以上公開されている
フランス文化の祭典「ル・フレンチ・メイ」。その特別展示が、今年でオープン10周年を迎えた「MGMマカオ」の2階アートスペースで開催されている。「TRES’ORS(金色の宝)」をテーマに、17世紀から現代までの金を用いた家具やインテリアなど250点以上を一挙公開中。
また、館内のグランド・プラカ広場には、夏をイメージしたインテリアも登場している。天井からつるされた巨大なハンモックに座って、ユニークなアートを体感してみては?
<ル・フレンチ・メイ特別展示>
◆期間…9月3日(日)まで
◆開館期間…12時~21時
◆休館日…月曜(祝日は開館)
◆入場料…無料
【世界遺産】まるでモスク!?「港務局ビル」
- 現在は海事及水務局の事務所として使われている港務局ビル
1874年、治安維持のためインドから派遣されたムーア人兵士の寄宿舎として建てられたのが、港務局ビル。現在は海事水務局の事務所として使用されている。
モスクのようなイスラム風の新古典様式が特徴で、クリーム色と白のしっくい壁も美しい。建物の三方向が回廊に囲まれているのは、湿気や雨の多いマカオで風通しをよくするための工夫。ライトアップされた夜も美しい。
【芹沢コラム】ポウサダ風ホテルの宿泊が快適
- 内装もおしゃれな「ポウサダ・デ・モンハ」
マカオには多くのホテルがあるが、私がプライベートで利用しているのはもっぱら、ポウサダ風のホテルだ。「ポウサダ」とは、修道院や貴族の館などを改修したポルトガルの宿泊施設のこと。マカオに本物のポウサダはないが、雰囲気をかもし出すホテルがある。
そのひとつ、「ポウサダ・デ・モンハ」は、緑豊かなモンハの丘に建つ小さなホテルだ。観光専門学校に付属する実習用のホテルだが、快適に泊まるには十分な設備が整っているし、サービスも申し分ない。緊張しながらも懸命に接客してくれる学生さんがほほえましく、心の中でいつも応援している。
観光客でにぎわうセナド広場からは離れているけれど、近隣にはローカル向けのショップやレストランがたくさんあって、実はとても便利な場所。モンハの丘は市民の散策スポットになっていて、私は早起きして周辺を歩くのも、楽しみにしている。