まだまだ半袖という時季に、早くも東京都内の百貨店で来年のおせち料理が発表された。東京・銀座の松屋銀座で3日、「平成31年 松屋のおせち」発表会が行われた。「平成最後の年なので、初めてメディアを集めて行った」と、松屋銀座広報は説明する。

今年は、平成の世の中を世代別、ニーズ別に分けて提案している。世代は、バブル、アムラー、ミニマム、ゆとり、ニーズは高齢者、ファミリー、健康志向でそれぞれに合わせたおせちを用意した。

1番の目玉は、華やかなバブル世代をイメージした、ザ・ペニンシュラ東京の「和洋中三段重プレミアム」(10セット限定、16万2000円=税込み)。「百貨店で初めて出す品。ほかにはないものを出して、よそとの差別化を図る」という。

今やおせちは「家で作る」から「買う」時代。ホテルおせち、シェフおせちの需要が増えるなか、松屋は「プレミアム」をテーマに、前年比105%の売り上げを目指す。インターネットの予約受け付けは10月1日から。店頭・電話が銀座店では10月17日から、浅草店では10月10日から。