トランプ米大統領が25日、令和初の国賓としていよいよ来日する。警察庁は23日、トランプ氏と同行するメラニア夫人の警備に、最大時、計約2万5000人の警察官を投入すると明らかにした。17年11月の前回来日時よりも約4000人多く、01年の米中枢同時テロ以降の米大統領単独来日では、最大規模。トランプ氏は28日まで3泊4日の日程で滞在するが、期間中にトランプ夫妻が移動する首都圏は、まさに「超厳戒態勢」が敷かれる。

警察庁はトランプ夫妻の来日中、警備局長を長とする「警護警備対策室」を設置。警察官の内訳は警視庁が約1万8000人、ゴルフが予定される千葉、視察が調整される神奈川の両県警がそれぞれ約3500人の規模となる。

トランプ夫妻は都内のホテルに宿泊予定だが、移動の際は前回同様、周辺道路の大渋滞が予想される。都心の一般道ではすでに車両の検問も本格化しているが、警視庁は、都内の高速道路や一般道を一部通行止めにする交通規制も発表。首都高は都心環状線や湾岸線の一部で、一般道では国技館や迎賓館の周辺が予定されており、詳細は警視庁ホームページで確認できる。

大統領専用機が到着予定の羽田空港でも、警察官や警察犬が不審物がないか見回り、屋上デッキでは双眼鏡を使いドローンがないか監視を続けている。