新型コロナウイルスの影響で、苦境が続く鹿児島・薩摩川内市の飲食店など10店舗が10日、消費を喚起しようと、ドライブスルー型の「せんドラマーケット」を開催した。場所は、同市内の運動公園駐車場。居酒屋やラーメン店などが出店した。駐車場内に、2車線のドライブスルーを設置し販売する形をとった。

鹿児島県の休業要請一部解除を受け、通常営業に戻した飲食店もあるが、外出自粛の影響は残り、客はまばらだという。主催である地元青年会議所の担当者によれば「県が解除をしても、勤務先が(不要不急の)外出を自粛しているところが多く、人通りは少ない。仕事がない人も多くなっている」と明かす。この現状を、少しでも打開しようと、今回の販売を企画した。

出店告知は、費用を抑えるためSNSを使って拡散させた。2日前に情報を公開したばかりだったが、この日は、予想を大きく上回る約350台がつめかけた。一時は100メートル程度の渋滞も発生したが、ボランティア30人の力で回避策を講じた。

居酒屋では酒類を販売せず、オリジナルのメニューで対応。ラーメン店では、持ち帰りをしやすいように汁なしメニューを提供するなど工夫を凝らしたという。午後3時から開始し、1時間で完売する店舗も出るなど好評だった。

この日限りの催しだったが、予想以上の売れ行きから出店者からは「来週もすっが(来週もやろう)!」という声もあがっていた。【南谷竜則】