衆参比例代表の選挙会は17日、自民党、れいわ新選組の衆参3議員の辞職に伴う欠員補充で、両党の比例名簿に基づいて次点の3氏の繰り上げ当選(任期は18日から)を決定した。

れいわは大島九州男元参院議員が、水道橋博士前参院議員の辞職で繰り上がったが、山本太郎代表が「れいわローテーション」と命名した残り任期を大島氏ら5人が1年ごと交代で分担する構想に、与野党から批判の声が上がった。

立憲民主党の岡田克也幹事長は「そういうことを許せば、1日でも国会議員ができてしまう」などとした。自民党の世耕弘成参院幹事長も「(参院議員は)腰を据えて仕事に取り組むことが求められている。憲法の趣旨に合致しない」とした。自民は瀬戸隆一氏が衆院議員、田中昌史氏が参院議員に繰り上げ当選となった。【大上悟】