東京都の小池百合子知事は9日の定例会見で、自身の台湾訪問を中国外務省が批判したことへの受け止めを問われて「都市外交を、しっかりやっていくということに尽きる」と述べ、反論した。

小池氏は4日から8日まで、オーストラリアと台湾を訪問。2016年の都知事就任後、台湾を訪れたのは初めてだった。

小池氏は台湾訪問について「台北に参って、市長と会談した。毎年都が行っている総合防災訓練には、台北からも危機管理の担当の皆さんが来られて一緒に訓練をしている。防災分野で長年の積み重ねがある」と主張。また「来年、都はデフリンピックを開催するが、台北ではいち早くやっておりノウハウがある。この点でも協力を確認した」と述べた。

小池氏は、台北で蔡英文総裁や次期総裁の頼清徳氏のほか、デジタル担当相のオードリー・タン氏にも面会。「これまでも長年親しくさせていただいた方で、話も弾んだところだ。今後の施策の展開に生かしたい」と述べた。オーストラリアでは、友好都市提携40周年を迎えるニュー・サウス・ウェールズ州を訪れて州首相と会談したほか、州議会で演説を行ったことも明かした。

中国外務省は7日、小池氏の訪台について「どのような形でも台湾との公式な交流には断固として反対する」と指摘していた。