東京都の小池百合子知事は7日の定例会見で、20日に告示される東京都知事選(7月7日投開票)への3選出馬についてははぐらかしたものの、2期8年で手がけた政策の「自己評価」を続け、小池都政継続への意欲を強くにじませた。
都は、5日に発表された「合計特殊出生率」が全国で唯一1を割り込む0・99となったが、小池氏は「この政策では国に先駆けて進めているものがいくつもある。これまで行ってきた対策は、さらに力強く進める必要性がある」と強調。「8年間で胸を張って残せたレガシーはあるのか」と問われると、都内の0~18歳に月額5000円を支給する「018サポート」や、所得制限なしの高校授業料実質無償化などの肝いり政策を並べ、「レガシーの1つだ。子どもを育てたいという方々には、大きな励みになったと思う」と、自賛した。
最初の出馬で掲げた「7つのゼロ」公約には未達批判がつきまとっているが、小池氏は「待機児童」を「ほぼ達成している」と主張し、「都道電柱」については「ネガティブキャンペーンなのかこればかり言われるが、『ゼロへ』という項目を申し上げている」と不満を漏らす場面も。特に未達批判が強い「満員電車」については、コロナ禍を受けた通勤スタイルの変化に触れながら「工夫や組み合わせで、快適な通勤が確保できる流れを作ってきた」と、主張した。
小池氏は、現在開会中の都議会最終日の12日にも、3選出馬について態度表明する見通し。3選出馬の際は支援が見込まれる自民党は最近の選挙は連敗中で深刻な状況だが、小池氏の選挙となれば緊張感も違うとみられる。
出馬すればライバルとなる蓮舫参院議員(56)を支援する立憲民主党の幹部は「(自民は)準備万端のようだ」と話す。「蓮舫ショック」の中でも、水面下の調整は進んでいる。【中山知子】

