元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が26日、カンテレ「旬感LIVEとれたてっ!」(月~金曜午後1時50分=関西ローカル)に生出演し、記者会見した斎藤元彦兵庫県知事を「最悪の権力者」と断罪した。

斎藤知事はこの日、疑惑告発文書問題を巡る第三者委員会の報告書を受け記者会見。認定された叱責(しっせき)行為をパワハラだと初めて認め「真摯(しんし)に受け止め、職員におわびと謝罪をしたい」と表明した。

一方、文書については「誹謗(ひぼう)中傷性が高いとの認識に変わりない。当時の判断としてはやむを得ない適切な対応だった」と主張し、告発した元県幹部への懲戒処分の撤回を否定した。

番組で、この会見の模様を見ながら、橋下氏の口調は熱を帯びていった。

「最悪の権力者ですね」と切り出し「『真摯(しんし)に受け止める』って言葉は、これ『聞いておきます』っていう。もうそれだけですよ」と続けた。

斎藤知事に対し「権力者として、もう1度、学ぶべきところ、1から学び直さなきゃいけないのは…」と言い及び、第三者委員会と向き合う姿勢も批判した。

「第三者委員会っていうのは、2つあって。ただ単に意見を聞く-というのと、意見に従います-っていうのと、あるんですよ」

第三者委員会の性格付けから説明し、今回兵庫県に設けられたものは「公益通報制度をきっちり整備していく」ものだとし、「民間企業でもあります。兵庫県でも、これ(公益通報制度)がなかったから、兵庫県でもそれをするんですよ。それで作ったんですよ」と段階を追って説明した。

さらに「つまり、第三者に判断してもらう(仕組み)。公益通報には、従わなきゃいけないんです。知事は、従わなきゃいけない。今後も、第三者から公益通報がきても、斎藤さん(は)ああでもこうでもないって反論するのか。権力者は自分の疑惑に関してもみ消すことがあるから(第三者委員会がある)。第三者にたてついてどうするんですか」と語気を強めた。

権力者に判断させないようにする機能を崩壊させているとし、「今後、斎藤さんの疑惑があっても『真摯に受け止めます』『だけども聞きません』って、これからもやるってことですよ」。その危険性を繰り返し、指摘していた。