将棋の藤井聡太7冠(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)が30日、大阪府高槻市で行われた「第22回詰将棋解答選手権」の最上位クラス「チャンピオン戦」に出場し、歴代最多タイの6度目の優勝を果たした。東京、大阪、2会場にはプロ棋士やアマチュアなど100人が参加した。

同選手権は詰め将棋を解く速度と正確さを競う。チャンピオン戦は前後半各90分。1問10点、前後半各5問の100点満点。最大39手で詰む難易度の高い問題に挑戦し、正解した問題数とタイムで順位が決まる。藤井は午前の第1ラウンド(R)では制限時間90分のうち全会場で最速56分で退出。50点満点でトップに立った。より難しい問題がそろう午後の第2Rは65分で退出し、こちらも満点。総計100点満点で2位岩村凛太朗三段に9点差をつけ、6年ぶりの出場で6度目の優勝を達成した。

藤井は「久しぶりに参加して、どうなるのかな不安が大きかった。結果として、自分の思っていた以上に解くことができた」と満足そうに話した。

参加直前にも“特訓”はしなかったといい「特別に対策をしたわけではなく自然体でした」と振り返った。

藤井は小学2年のときに同選手権に初参加し、小学6年(当時二段)のときにタイトル獲得経験もあるプロ棋士らを抑えて史上最年少優勝を成し遂げ、周囲を驚かせた。その後、5連覇を達成した。コロナ禍の影響で同選手権は20年から23年まで中止。藤井は昨年はタイトル戦などで多忙だったため出場できなかった。来年の出場についても「日程に許す限り、参加をしたい」と意気込んだ。