天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が22日午後、東京・元赤坂の赤坂御苑で行われた。

昨年の春の園遊会は洋装だった皇后さまや女性皇族方は今回、あでやかな着物姿で、モーニングの天皇陛下と並ばれた皇后さまは薄い黄色の着物。両陛下の長女で、昨年、初めて春の園遊会に出席された愛子さまは淡い水色の振り袖で、秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまは、うぐいす色の振り袖姿だった。

この日は、漫画家のちばてつやさん、プロゴルファーの青木功さん、女子ソフトボール元日本代表監督の宇津木妙子さん、バレエダンサーの森下洋子さんら各界の功労者や自治体関係者ら、約1400人が出席した。

学生時代、ソフトボールの選手だったこともある皇后さまは、宇津木さんが「まだまだノックをやっているんですよ」と口にすると、「そうでいらっしゃいますか」と、驚いたような様子をみせられた。

「今度、(皇后)陛下に1度ノックをしたいなと思います」と話しかけられると、「ありがとうございます」と笑顔で応じた。

宇津木さんが「お忙しいと思いますけれど…」と口にすると、天皇陛下が「雅子が上手に捕れると…」と応じられる場面も。宇津木さんが、「またぜひ、観戦をしていただけたらうれしいなと思いますけれども」と述べると、皇后さまは「東京オリンピックの時も、素晴らしかったですよね」と、2021年の東京五輪(オリンピック)で金メダルを獲得した女子ソフトの活躍を、たたえられた。

「1度、ご縁をいただいてお伺いしたいなと。ノックバットを持っていきたいなと」との宇津木さんの誘いには、両陛下は笑顔で応じられた。

宮内庁は今回、招待者との懇談の機会を増やすため、両陛下と皇族が歩くルートを3つに分散させた。ルートの大幅な変更は、1963年(昭38)以来62年ぶり。招待客には、ジンギスカンなどの料理が振る舞われたほか、コロナ禍で控えられていた酒類の提供も、再開された。

園遊会の様子は、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」やTBS系「ゴゴスマ」などの情報番組が、速報で報じた。

○…秋篠宮妃紀子さまは東京・元赤坂の明治記念館を訪れ、総裁を務める恩賜財団母子愛育会が主催する第57回愛育班員全国大会の式典に出席された。あいさつで「全国の関係者が、よりよい活動の充実に向けて力を尽くされ、『愛育の心』がこれからも受け継がれていくことを心から願う」と述べた。式典で、地域住民の健康づくりや子育て支援に貢献した団体や個人が表彰された。さいたま市保健愛育会が総裁表彰に選ばれ、紀子さまは代表者に表彰状を手渡し、拍手を送った。