藤井聡太竜王(名人、王位、棋王、王将、棋聖=23)が佐々木勇気八段(31)の挑戦を受ける、将棋の第38期竜王戦7番勝負第4局が12日から2日制で京都市「京都競馬場」で行われる。日本中央競馬会(JRA)の競馬場で将棋の公式戦が開催されるのは初めて。
開幕3連勝の藤井がイッキの5連覇と史上3人目の永世竜王資格の獲得するか。かど番の佐々木が踏みとどまるか。両者は決戦前日となった11日、京都競馬場を見学後、ウィナーズサークルで取材に応じた。
ゴールライン前で記念撮影した藤井の横には17年マイルチャンピオンシップ(G1)を制し、現在は誘導馬として活躍するペルシアンナイト、佐々木の横には21年阪神大賞典など日仏の重賞4勝を上げ、引退後後は誘導馬としてセカンドキャリアを送るディープボンドが寄り添った。
初めて競馬場を訪れた藤井は2頭を身近にして「想像していたよりも大きくて迫力を感じた」と驚いた。
佐々木は「あれだけ大きくて迫力を感じた。ミニホースと同じでニンジンを食べることを知れてよかった」と話した。
「淀」の愛称で知られる西日本最大の競馬場。対局場の貴賓室の「菊の間」で前日検分を行った。
藤井は「すばらしいところでの対局が楽しみ。2日間、集中したい」と意気込んだ。
佐々木は「ここまで内容と結果が伴わないが、競馬場からのパワーをいただいて、いい将棋を指したい」と巻き返しを誓った。
持ち時間が各8時間。先手は佐々木だ。

