ベネズエラの地域研究が専門のアジア経済研究所主任研究員、坂口安紀氏が6日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)にリモート出演。米国に拘束されたベネズエラのマドゥロ大統領について「大統領でも国家元首でもない」と断じた。
3日未明に米軍がベネズエラ・カラカスのマドゥロ大統領宅を約3時間軍事攻撃して、大統領夫妻を拘束。その日のうちに米ニューヨークの拘置所に移送。5日には「麻薬テロ共謀」「コカイン輸入共謀」「機関銃及び破壊装置の所持と共謀」の4つの罪でマドゥロ大統領の裁判が行われた。
MC恵俊彰が「これ坂口先生にうかがいたいんですけど、軍事行動で2つ大きな問題点があると思うんですけど、1つはやり方ですよね、軍事行動でやる、米国のやり方がどうなのか。その米国がやってしまったこと、国際社会がどういう風に向き合うのか。2つポイントがあると思うんですけど、どう思いますか」と質問した。
坂口氏は「その前提をお伝えしたかった。マドゥロは大統領ではありません。国家元首でもありません。昨年の選挙ではマドゥロは明確に大敗しています。今、ベネズエラのすべて国家権力はマドゥロ派が支配していて、昨年選挙で彼が負けたんですけれども、証拠を示さないままマドゥロは『勝った』と。全投票の80%が自動化された暗号化された投票結果を示すことで結果は負けているんだということを示す情報をインターネット上でも確認できます。みなさんもご覧になれます。西側諸国はマドゥロは負けてるという認識です」と世界的にマドゥロ大統領は昨年の大統領選挙で敗北したと認識されていると語った。
そして米国の軍事行動によって拘束されたことについては「だからと言って、一市民として考えた場合、それを拘束して海外に連れていくということは、その軍事的な行動が国際法上に批判されるものではないか、それは別問題として存在していると思います。なので、その2つは分けて考えないといけない」と話した。

