立憲民主党で元総務大臣の原口一博衆院議員(65)が15日、自身のX(旧ツイッター)を更新。立憲民主、公明両党が、衆院選に向けて新党結成を視野に選挙協力を進める調整に入ったことについて「断固反対」と表明する、野田佳彦代表および執行部あての声明を公開した。
原口氏は「本日13時開催の両院議員総会において提案される、新党設立等に関する執行部への一任に対し、私は断固として反対の意を表明します」とした。その上で自身が現在、党の公務のため石垣島に滞在中で総会に参加が不可能であるなどとして手続き上の瑕疵(かし)もあると主張した。その上で「立憲民主党は野田代表および一部執行部の私党ではありません」と批判している。
また原口氏は、執行部から、総会での議決についての委任状が出されたとし、「このようなやり方は認められないので一任いたしません」と記した返信の文書も公開した。
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▽以下全文
宛先:立憲民主党代表 野田佳彦 殿 / 執行部 御中
発信:衆議院議員 原口一博
日付:令和8年1月15日
本日13時開催の両院議員総会において提案される、新党設立等に関する執行部への一任に対し、私は断固として反対の意を表明します
あわせて、本総会の開催および議事運営に対し、以下の理由をもって強く抗議します。
1.手続き上の重大な瑕疵
私は現在、党の命を受けた公務(尖閣諸島開拓記念式典出席)により石垣島に滞在しております。物理的に出席が不可能な時間帯に、党の存亡に関わる重大な会議を招集すること自体、手続き上の重大な瑕疵があります。よって、本総会での決定に私の合意は含まれないことを明記します。
2.白紙委任の拒絶と民主的プロセスの欠如
「誰と」「何のために」「どのような理念で」新党を作るのか。その詳細も示さず、主旨説明もなしに白紙委任(一任)を求めることは、私たちに主権を託した国民への裏切りであり、党員・サポーターに対する背信行為です。民主的なプロセスを経ない密室政治には断じて加担できません。
3.地方組織の軽視
党の解党や新党結成という極めて重大な決定を、地方組織(県連等)の意見集約もなしに行うことは認められません。現場の声を無視したトップダウンの決定は、党内民主主義の死を意味します。
4.「私党」化への抗議と「分党」の要求
立憲民主党は野田代表および一部執行部の私党ではありません。
報道にある通り、理念なき新党への移行を強行するのであれば、それは既存の立憲民主党の理念を捨てる行為に他なりません。
よって、新党に参加する者が離党して結成するのが筋であります。
仮に党全体を移行させようとするならば、新党に合流しない議員に対し、政治資金規正法上の「分党」を認め、資産および法的地位の公平な分割を強く要求します。
5.結論
解散総選挙を目前にした数合わせのための野合には、大義がありません。
私は、立憲民主党の立党の精神と、私を信じて託してくれた有権者の負託を守るため、今回の一任および新党構想に明確に反対します。
以上

