高市早苗首相(自民党総裁)は、23日に配信された「ニコニコ」の衆院選インタビュー企画で、自身の愛用品が売れる「サナエ売れ」や「サナ活」と呼ばれる現象について、高校生の質問を受ける形で答えた。
高市首相は、記者会見時に手にしていたピンク色のボールペンに関心が集まったことについて、「実はもらったもので、ピンクと紺があった。紺が気に入っていて使っていたらインクが切れたので、記者会見ではピンクだった」と裏話を明かし、「結果的に、ペンが売れたということは、景気が良くなることに貢献したのかなと。あと、同じバッグを買ってくれた方もたくさんいたと聞いた。大昔に買ったもので古いモデルなので、かばんを作っている会社は大変なのかなと思ったが、大変うれしかった」と述べ、毎日手にしているトートバックへの反響も、素直に喜んだ。
一方、昨年末、議員宿舎から首相公邸に引っ越した際にはいていた雪駄(せった)にも注文が相次いだことには「いちばんびっくりした」と述べ、「雪駄にジーンズで引っ越し作業をしているところをカメラで撮られた。むちゃくちゃ昔からはいていたが、注文をいただけているということでこれも貢献できたのかな」と述べ、「私を通じて政治に興味を持ってくれはる人が増えるのが、めちゃくちゃうれしい」と口にした。
昨年9月の総裁選の際に「メークが変わった」と話題になったことについて問われると、「私の心境の変化ではなく、総裁選で応援しようと集まってくださった国会議員の中の1人に、みんなの前で『本当に化粧がヘタ』と、ぼろかすに言われた。その方が連れてきてくれたプロの方にメークをしていただいたのが、総裁選の出馬会見」と明かし、「その時は『メークが変わったね』と言われましたが、その後、テレビを見ている人には『すっかり戻ったね』とメッセージも寄せられている」と嘆き節も。「(今も)お似合いですよ」と声をかけられると、「そう言うてもろたら、おばちゃん、うれしい!」と、関西弁で喜びを口にした。
一方、外交舞台での人脈づくりに関しては「外交は内容も政策の中身も大事だが、直接会えない時でも、電話できる人間関係をつくっておくことが大事」と強調。「私は(各国首脳の中で)いちばんの新入り。相手国の国旗に礼を尽くし、相手の目を見て話したり笑顔で話すことが心がけている。また、日本に来ていただいた時は楽しんでいただき、相手が喜ぶ演出を考えている」と語った。
その上で、日本で初の女性総理になったことの心境を問われると、「国会議員になった時から、周りに笑われながらも総理大臣になることは目指していた。『ガラスの天井』を破ってくれたことに勇気づけられたとお声を聞くとうれしい」とした上で、「ガラスの天井の先には『ガラスの崖』もあるといわれる。組織が失敗しやすい状況にある時は女性がリーダーに就きやすく、失敗すると女性はリーダーに向いていないと悪い評価につながることもあるというが、それはくやしいじゃないですか。だから日本の未来のために働いて、絶対に結果を出したろ、と思っている」と表明。「こういう言葉は日本から一掃したいし、あと少したてば、日本から5人目、10人目の女性総理が出るようになっていけばいいな」と、期待を示した。

