藤井聡太名人(23)が26日、静岡市「静岡音楽館AOI」の8階ホールで行われた将棋の第84期A級順位戦最終一斉対局(静岡市「浮月楼」)の大盤解説会に登場した。午後3時10分から40分ほど、全4局(永瀬拓矢九段対佐藤天彦九段、糸谷哲郎八段対近藤誠也八段、中村太地八段対増田康宏八段、豊島将之九段対佐々木勇気八段)を解説した。

25日の前夜祭で雁木(がんぎ)と戦型を予想した永瀬対佐藤戦は、佐藤が四間飛車を採用。「序盤は当たりそうと安心していたら、途中から雲行きが怪しくなり、飛車を振る可能性があるかと思いました」と観客を笑わせた。激しい攻め合いの展開に、「もう少し予習してこればよかった」と再度笑わせた。

また、糸谷の一手損角換わりを予想した1局は、横歩取り。スクリーンに記録係の鋭い視線が大写しになった瞬間、「緊張感をもって解説していきたいと思います」と、即座に切り返した。局面については、「糸谷八段が足を止めずにどんどん攻めを繰り出して行けるかという局面だと思います。ここから再び駒組みになると近藤八段の作戦勝ち。結構激しくなるかと思います」と予測していた。