学校法人同志社は17日、公式サイトで、傘下の同志社国際高の修学旅行で訪れた沖縄・辺野古沖での転覆事故で、生徒1人と船長1人が亡くなったことについて謝罪する、法人の総長・理事長と学校長の連名による声明を公開した。

「沖縄修学旅行中の事故に関するお詫びとご報告」と題して文面をアップ。「2026年3月16日、同志社国際高等学校の沖縄修学旅行中に発生いたしました海難事故により、未来ある生徒1名、および運行にあたられた船長1名の尊い命が失われました。このような痛ましい惨事を防げなかったことは、教育に携わり、大切なお子様をお預かりする立場として慚愧に絶えず、痛恨の極みであります。ご遺族の皆様には衷心より深くお詫びを申し上げますとともに、故人の安らかなるご冥福を心よりお祈り申し上げます。また、負傷された生徒や関係者の皆様、ならびに多くの皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」と記された

また「今回の事故は、平和学習を目的としたコース別学習の最中に、乗船していた船が転覆したことで発生いたしました。当日は波浪注意報が発令されており、学校といたしましては当時の安全確認体制や出航の判断が適切であったかについて極めて重く受け止めております。現在、海上保安庁による調査が進められておりますが、本校も全面的に協力し、安全管理体制の徹底的な検証を行ってまいります」と経緯も説明した。

さらに「今後は、事故を目の当たりにした生徒たちの精神的なケアとサポートを最優先に取り組むとともに、保護者様への説明につきましても、誠意を持って対応を進めてまいる所存です」と対応も説明。「最後になりますが、亡くなられた生徒のご遺族ならびに、心身に深い傷を負った生徒たちの静養を第一に考え、報道機関の皆様におかれましても格段のご配慮を賜りますよう、切にお願い申し上げます」とし、学校法人同志社の八田英二総長兼理事長、同志社国際中学校・高校の西田喜久夫校長の連名で結んでいる。

事故は16日午前10時10分ごろ発生。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設工事が行われている辺野古の沖合で、通常は基地移設への抗議に使われている「平和丸」(長さ7・63メートル)と「不屈」(同6・27メートル)の2隻が転覆した。平和学習中の同校生徒18人と乗組員3人の計21人が乗船しており、全員海に投げ出された後に救助されたが、同校2年の武石知華さん(17)と、船長の金井創さん(71)が亡くなった。沖縄気象台によると、沖縄本島には当時波浪注意報が出ていた。

(文面は原文まま)