こんにちは。早いもので今年に入って1カ月がたとうとしています。

2月からは中東地方を中心に国際競走が行われ、いよいよ日本馬の海外競馬参戦が始まっていきます。ここ数年で日本でもすっかりおなじみとなったサウジカップデー開催ですが、今年も数多くの日本馬が参戦する事になりそうです。

特にサウジカップは、ウシュバテソーロとレモンポップ、そしてデルマソトガケが中心になりそうなので、改めて日本馬のレベルの高さを感じます。また、今年はカタールへ参戦する馬が増えそうですが、賞金面はもちろんカタールでの国際検疫における環境が改善された事で、日本からの参戦が容易になった事も理由のひとつだと思います。去年は、香港からロシアンエンペラーが参戦して勝利を収め、その後ドバイへ転戦するなど新たな路線を切り開きました。

今年、日本馬が同じような路線をたどるのかはわかりませんが、新たな可能性が生まれる事に期待したいと思います。この時期に行われる中東を中心にした高額賞金レースは、欧州組がオフシーズンという事もあり日本馬が圧倒的有利ですが、香港や米国からの参戦馬が日本馬に大きな壁として立ちはだかると思います。日本馬がどれほどの力を見せてくれるのか期待して下さい。

最後に、ピーヒュレク騎手は今週から東京競馬場に参戦します。彼が10年間憧れた競馬場でどれほど活躍出来るか楽しみにしています。ぜひ、東京競馬場で勝って彼の騎手人生の中で素晴らしい思い出になってくれる事を祈っています。応援のほどよろしくお願いします。(レースホースコーディネーター)

昨年のチャンピオンズCを制したレモンポップ(撮影・白石智彦)
昨年のチャンピオンズCを制したレモンポップ(撮影・白石智彦)
21日にAJCCに出走したシルブロンとピーヒュレク騎手(撮影・丹羽敏通)
21日にAJCCに出走したシルブロンとピーヒュレク騎手(撮影・丹羽敏通)