こんにちは。凱旋門賞ではたくさんの応援をいただきありがとうございました。今年も日本の悲願達成とはなりませんでしたが、3頭の日本馬たちはそれぞれ素晴らしい走りを見せてくれたと思います。

この時期のパリ特有の急激な天候の変化で、前日に大雨が降ったかと思えば当日は太陽が出て、馬場状態は回復するも重馬場とソフトな状態でした。マーフィー騎手は、当日最初のレースがどれほど時計を要するのか注目したいと言っておりましたが、いい時の馬場状態より6秒ほどかかるなど、見た目以上に緩い馬場状態でした。凱旋門賞では、ビザンチンドリームをうまく内側のいい馬場状態の所で走らせる事ができ、直線半ばまで素晴らしい手応えで勝てると思ったそうですが、やはり重い馬場でビザンチンドリーム本来の切れ味を発揮する事ができず、結果は5着となりました。

レース後、マーフィー騎手は、厩舎チームに対して馬が素晴らしい状態で挑めたことに感謝をしていました。そして、あらためてビザンチンドリームの才能にほれ込んでいました。

勝ったダリズは、フランス競馬の代表的なオーナーのアガカーン殿下の所有馬で、今年の2月にアガカーン4世が亡くなり、フランス競馬界で大きな悲しみが起こっていたので、この勝利は、フランス競馬界にとって非常にうれしい勝利になったと思います。

凱旋門賞というレースは、いつも何か大きなドラマがあるので、まるでフランス映画のようだと感じます。来年は、何頭の日本馬が出走し、どんなドラマが生まれるのか今から楽しみです。必ず、日本の悲願が達成される時は近づいていると感じます。

(レースホースコーディネーター)

凱旋門賞の後に話をするビザンチンドリーム陣営の坂口師(左)とマーフィー騎手(右)(撮影・藤本真育)
凱旋門賞の後に話をするビザンチンドリーム陣営の坂口師(左)とマーフィー騎手(右)(撮影・藤本真育)
レース前、馬場のチェックしながら握手をする北村友騎手(中央)とマーフィー騎手(左)と安藤氏(撮影・藤本真育)
レース前、馬場のチェックしながら握手をする北村友騎手(中央)とマーフィー騎手(左)と安藤氏(撮影・藤本真育)