(1)03年ビリーヴ

02年にセントウルSを4馬身差で圧勝すると、続いてスプリンターズSも制して4連勝でG1制覇を決めた。翌年の高松宮記念も優勝し、これが安藤勝己騎手にとって初のJRA・G1制覇となった。また、この年のJRA賞最優秀4歳以上牝馬もゲットした。

繁殖牝馬としても優秀で、子どものジャンダルムは22年スプリンターズSを優勝。レース史上初の母子制覇となった。

2003年3月30日、高松宮記念を制したビリーヴ
2003年3月30日、高松宮記念を制したビリーヴ

(2)12年カレンチャン

11年に山城S、阪神牝馬S、函館スプリントS、キーンランドC、スプリンターズSと5連勝でビッグタイトルを奪取。翌年の高松宮記念も勝利し、史上3頭目の牝馬によるスプリント秋春制覇となった。

2012年3月25日、高松宮記念を制したカレンチャン
2012年3月25日、高松宮記念を制したカレンチャン

(3)96年フラワーパーク

96年に高松宮杯が2000メートルから1200メートルに条件が変わり、G1に昇格。前走シルクロードSを制したフラワーパークは高松宮杯を2馬身半差で快勝してG1初勝利を決めた。その年のスプリンターズSも制し、同年のJRA賞最優秀短距離馬となった。繁殖牝馬としては、息子のヴァンセンヌが15年東京新聞杯を勝利し、安田記念でも2着に走っている。

1996年5月19日、高松宮杯を制したフラワーパーク
1996年5月19日、高松宮杯を制したフラワーパーク