今週某日の早朝6時台。地方出張からバスタ新宿(高速バスターミナル)に到着すると、狙ったように電話を入れてきたのは、酒とバクチをこよなく愛する御年70代のS氏。「今、池袋で朝飲み中。早朝のビールとすしはたまらんの~。ちょっと顔を出さないか。割り勘だけどな。がははは」。
病気療養、音信不通、昇天……。全盛期は30人前後いたマージャン仲間も、今や1桁台まで激減。そんな中、今も繁華街での朝飲みを日課とし、その足で雀荘や公営競技場へと繰り出しているのが、マージャン仲間最高齢(音信不通者をのぞく)のS氏だ。「仕事もほぼほぼリタイアしたし、これからは酒と公営ギャンブルを両軸に、マージャン、ボクシング、史跡名所、色街の散策と、趣味を満喫したいね。先月は韓国の競艇(ボートレース)にも行ってきたよ。えらい目に遭った(惨敗?)けどな」。
S氏が強引に朝飲みに誘い込んだのは序の口で、気づけばマージャンメンツが緊急招集されていたからびっくり。結局その日は22時過ぎまで飲み放題付きのロングマージャンとなった。さらに驚いたのは、マージャン終了直後、S氏が猛ダッシュで池袋駅構内へ消えたこと。「今走れば、バスタ新宿から大阪行きの夜行バスに間に合うんだよ。明日は昼に園田(競馬)、夜は住之江(ボートレース)でいい仕事をしてくる」。
高市首相の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」の気概も悪くないが、雀豪S氏の「遊んで遊んで遊んで遊んで遊んでまいります!」という心意気も嫌いじゃない。「遊びは人生の原点。遊んでこそ活力が湧いて、いいアイデアも生まれる。結果、いい仕事ができる。家族に笑顔も届けられる。これ俺の人生訓」(S氏談)。
人間、古希(70歳の長寿の祝い)も過ぎれば、こうした含蓄あるセリフが出てくるものなのか……。なら、私もS氏にならい「(馬券、舟券、車券を)張って張って張って張って張ってまいります!」の精神で、年末の公営競技のビッグレースを乗り切りたいと思います。朝日杯FSはカヴァレリッツォで鉄板! 人生もギャンブルも下手な講釈は不要です。信じる者は己のみ。まあ見ていてください(笑い)。(毎週金曜掲載)




