ルーキー今村聖奈騎手(18=寺島)が9日の小倉7Rで、新人一番乗りとなる20勝目を挙げた。ヤマニンアンフィル(牝3、斉藤崇)に騎乗し、直線で抜け出し1馬身半差の完勝。デビュー203戦目での20勝到達は、00年以降の新人では三浦皇成騎手の172戦目(08年)に次ぐスピード記録となった。

「初出走の時からスピードがあると思っていました。前走は力んで最後止まってしまってもったいなかった。もともと血統的にも芝は走るし、馬の調子も継続してもらっていたので、自信を持って乗ることができました。いいスピードを生かしたレースをすることができたと思います」と振り返った。

先週のCBC賞ではテイエムスパーダで逃げ切り、史上4人目、女性では初の新人重賞初騎乗初勝利を達成。同じ舞台でまたも鮮やかな手綱さばきをみせ、2週連続勝利で今月4勝目。きょう日曜も小倉で7鞍に騎乗予定。勢いはとどまりそうにない。【網孝広】