サマースプリントシリーズ第4戦、北九州記念(G3、芝1200メートル、21日=小倉)の木曜追いが18日、栗東トレセンで行われ、佐世保Sを制したディヴィナシオン(牡5、森)が坂路で抜群の動きを見せた。

雷鳴がとどろく中での追い切り。横山典騎手を背に不良馬場を駆け上がったディヴィナシオンはパワフルな走りを見せた。4ハロン52秒3-13秒1とラストを要したが問題なし。青木助手は「雨で正直、動きは見えなかった」というが、そんな彼に横山典騎手が「いや、いい動きだった」と好感触を伝えたという。

3勝クラスの前走佐世保Sが快勝だったが、まだ仕上がりには余裕があった。「レース後に乗った時、さらに良くなったと感じた。先週金曜(12日)の追い切りは4ハロン51秒5-12秒1だったが、以前は12秒1なんて出なかった」。昇級即重賞でも、今の充実ぶりならばチャンスはありそうだ。【岡本光男】