芝、ダートを合わせて重賞5勝を挙げたクリンチャー(牡8、宮本)が現役を引退することが分かった。10日、管理する宮本師が明かした。今後は馬事公苑で乗馬の訓練をした後、競馬場(行き先は未定)での誘導馬を目指す。8日の名古屋グランプリ5着がラストランとなった。

宮本師は「第2の馬生を考えて引退させることにしました。厩舎の屋台骨として本当によく頑張ってくれました。凱旋門賞(18年17着)に連れて行ってくれた思い入れのある馬ですし、菊花賞(17年2着)の走りが印象に残っています。今後もしっかり見守っていきたいです」と話した。通算成績は36戦7勝(うち地方7戦3勝、海外2戦0勝)。