単勝3番人気のエヒト(牡6、森秀)が、昨年七夕賞以来の重賞2勝目を挙げた。内々の好位からロスなく運んで、直線で力強く差し切った。勝ち時計は1分57秒8。2着はテーオーシリウス(牡5、奥村豊)、3着はゴールドエクリプス(牝4、大久保)が入った。

エヒトを勝利に導いた川田将雅騎手(37)は、前日の阿蘇S(キングズソード)に続いて、小倉開幕週の土日メインを制覇した。地元九州の佐賀出身で、ひときわ声援も大きい中で、土日2日間で騎乗機会5連勝を含め、9戦6勝の固め勝ち。特に日曜は、5戦4勝と手綱がさえた。

川田騎手は「(今夏は)この後、小倉に来る予定がなく、今週だけなので、エヒトが勝ってくれて、九州のファンのみなさまも、喜んでくれたんじゃないかなと思います」と話した。