今年の注目新種牡馬を紹介する。

イクイノックス

父 キタサンブラック

母 シャトーブランシュ(母父キングヘイロー)

■けい養先 社台スタリオンステーション

■戦績 10戦8勝

■主な勝ち鞍 22、23年天皇賞・秋、22年有馬記念、23年ドバイシーマC、23年宝塚記念、23年ジャパンC

■種付け料 2000万円

23年世界ランキング1位。引退戦の23年ジャパンCが昨年の「ロンジンワールドベストレース」1位となり、自身もレーティング135ポンドを獲得した。2年連続の年度代表馬選出は父キタサンブラックに続く快挙で、父子達成は史上初となった。逃げても、差しても、好位でも…。世界最強馬は位置取りを選ばず勝利をつかんできた。その自在性と圧倒的な能力を後世に伝えていく。大種牡馬サンデーサイレンスは3代父まで遠ざかったこともあり、サンデー系の繁殖牝馬と交配しやすい利点もある。

<社台SSの徳武英介場長>

3代血統表が全てカタカナ表記になった真のメード・イン・ジャパン、イクイノックス。日本の生産界が今日から次のステージに進みはじめたと思います。日本語の形容詞、私の説明ではうまく伝えられない領域にサラブレッドが入ったと思います。

<現役時代に管理した木村哲也師>

23年の秋2戦、天皇賞・秋、ジャパンCに関しましては、世界NO・1の称号にふさわしいパフォーマンスだったと評価していただけるかと思います。ゲートを元気よく飛び出していって好位に取り付くそのスピード、道中は騎手の操作に対して従順に従う操作性、世界一美しいフットワーク、そして瞬間的に加速し最後は並み居る強豪をゴールまで突き離す瞬発力とスタミナ。これ以上何を望むものがあろうかと思うパフォーマンスだったと自負しています。2年半管理させていただきましたが、その間に彼自身が骨の疾患、腱(けん)の疾患、あるいは爪の疾患、いわゆる病気というものに1度も遭遇しなかったことを特に強調してお伝えしたいと思います。ご覧いただいてわかるかと思いますが、爪の形、つなぎの角度、そして姿勢。まさに教科書に出てくるような美しい、理想的な形ではないかと思っています。期待の繁殖牝馬の配合相手としてぜひともご検討いただいて、みなさまのお力でイクイノックスを今後も応援していただければと思います。