G1・9勝の名牝アーモンドアイの初子、アロンズロッド(牡、国枝)がデビュー4戦目でうれしい初勝利を挙げた。

ルメール騎手を背に道中は4、5番手を追走。最後の直線は逃げ切りを狙ったインパクトシーを、母をほうふつとさせる末脚で見事に差し切った。

場内実況はゴールの瞬間、「場内から大きな拍手です」と伝えた。ルメール騎手は検量室に引き揚げてきた直後、「やっと勝ったー!」と喜びを爆発させた。「アロンズロッドはいい手応えがありました。前の馬もすごく頑張っていて3、4馬身後ろだったのでちょっと心配だったけど、最後まで伸びると思っていました。アーモンドアイの子どもですから。すごい血統。(ファンの声援は)重賞みたいでしたね。すごくいい子で性格もおとなしいし、馬体もきれい。エンジンも成長したらもっと良くなる。上のレベルにいけると思う」と“先”を見据えた。

父エピファネイア、母アーモンドアイがともにジャパンCで輝いた東京芝2400メートルの舞台。母を管理した国枝厩舎は今年の3歳世代がラストのクラシックイヤーになる。国枝師は「よかったよ。今までにない、しまいがしっかりとした競馬ができた。この距離が合うのでは。レースが終わってからの雰囲気も余裕があっていい。そういう意味で楽しみ。なんとかダービーにね」と、最後のチャンスに懸ける意気込みを示した。3冠牝馬2頭を育てた名伯楽、悲願のダービー制覇へ向け、良血馬が待望の初勝利となった。