来月5日に行われるドバイワールドCデーには11日現在、28頭の日本馬の参戦が予定されています。

これは一昨年の27頭(ドウデュースが出走取り消し)を上回って、海外の競馬フェスティバルに出走する日本馬の数としては、これまで最大規模。このうち12頭がG1(Jpn1含む)ウイナーで、これは、最も多かった一昨年の17頭に次ぐものとなっています。

当日行われるサラブレッド重賞は8つ。今のところ長距離戦のG2ドバイゴールドC(芝3200メートル)に出走する日本馬はいませんが、日本でも馬券発売が行われる予定のG1ドバイワールドC(ダート2000メートル)と、G1ドバイゴールデンシャヒーン(ダート1200メートル)には、それぞれ5頭の日本馬が参戦予定。ワールドCに挑む5頭は、本命馬のフォーエバーヤングを含む、すべてがG1勝ち馬という豪華版です。

高い能力を持つ馬たちが大デレゲーションを組んで参加することで、結果的にレースレベルも上がることになり今や日本馬なくして世界一リッチで、華やかな競馬イベントは成り立たなくなったと言っても過言ではありません。

日本馬が数を増やしたのは米国や欧州から相次いで招待を辞退して、その数を減らしたためです。

辞めた方の事情は、それぞれに異なっていますが、米国の小厩舎では慢性的な労働力不足(厩務員不足)が遠征をためらわせる一因になっているようです。

欧米からの出走馬減少はマスメディアの数にも反映されて、例年なら早々に枠が埋まってしまう国際取材枠にも空きが出ているらしく、その締め切りが現地時間10日から15日に延長されるというアナウンスも聞かれています。

ライバルの減少が、すぐに日本馬の好成績につながるわけではありませんが、日の丸が揚がったのがフォーエバーヤングのUAEダービー(G2)のみだった昨年のようなことは、恐らくないのではないでしょうか。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)