引退競走馬支援を啓発するイベント「サンクスホースデイズ」が8日、阪神競馬場で開催された。

最終レース後のパドックではトークショーとチャリティーオークションが開催され、引退馬支援に携わる角居勝彦元調教師や「TCC Japan」山本高之代表らに加え、酒井学騎手、高田潤騎手、河原田菜々騎手も参加した。

オークションでは角居厩舎のデルタブルースが制した04年菊花賞の優勝レイが15万円、横山典弘騎手がこの日のレースで使用した鞍が14万円で落札されるなど、計52万円を売り上げた。競走馬が乗馬へ転用されるための再調教を施される「サラブリトレーニング」(岡山県吉備中央町)へ全額が寄付される。

この日の場内では、引退馬支援活動団体を紹介するパネル展示やグッズ販売も実施された。角居元調教師は「調教師の時には入ったことのないエリアなので新鮮。僕たちは競馬に集中していましたけど、ファンのみなさんは楽しそうですね」と笑いつつ「隣にJRAの関わるTAW(引退競走馬に関する専門的団体)のブースがあって、こうやって一緒に活動できる時代が来て感激です」と思いを口にしていた。

酒井騎手は「われわれジョッキーも、競馬に携わる人間は誰もが、馬があってこそ。一番感謝しないといけないのは馬。その気持ちは絶対に忘れずにやっているつもりです。引退馬が次の“人生”を送れるのは、すごくうれしいこと。(引退馬支援活動を)ますます周知して広めていっていただきたいです」と期待を寄せた。