2番人気のナイトオブファイアが直線で抜け出し、S1制覇で初のタイトルを手にした。時計は2分18秒4(良)。矢野貴之騎手(41)、渡辺和雄調教師(53)とも21年セイカメテオポリス以来の戸塚記念制覇となった。

スタートを出ると、逃げる1番人気シーソーゲームを見るように外3番手。リズムを刻んで2周目3角を迎え、ライバルに並び掛ける時には手応えが違った。「相手が前の馬だと思って仕掛けが速くなったけど、馬が応えてくれました」と矢野騎手が振り返ったように、あっさり抜け出して4馬身差の圧勝だった。初タイトルが遅くなったのは、ダート3冠路線など強敵に挑んできたがゆえ。鞍上は「勝たせなきゃという使命感があった」と話し、渡辺和師は「どうしてもタイトルが欲しかったので良かったです」と安堵(あんど)した。弾みをつけて10月8日大井のジャパンダートクラシック(Jpn1、2000メートル)へ。春の悔しかった思いも乗せ、再び強敵に立ち向かう。【渡辺嘉朗】

◆ナイトオブファイア ▽父 ホッコータルマエ▽母 ノーズトウショウ(ブラックホーク)▽牡3▽馬主 星加浩一▽調教師 渡辺和雄(大井)▽生産者 坂本春雄(北海道新ひだか町)▽戦績 8戦5勝▽総獲得賞金 8680万円▽馬名の由来 炎の夜