日本の皐月賞にあたるG1英2000ギニーが終わった英国では来月6日(土)のG1英ダービー(エプソム、芝2410メートル)に向けた新たな戦いが繰り広げられています。
ぶっつけで英2000ギニーを制したボウエコー(牡3、父ナイトオブサンダー)は、名マイラーの称号を求めて来月16日(火)から始まるロイヤルアスコット開催のG1セントジェームズパレスS(アスコット、芝1600メートル)直行を決めて英ダービーは回避。
英ダービー戦線は前人未到の4連覇のかかるアイルランドのエイダン・オブライエン厩舎の馬たちが中心となっています。
本番3週前の前売りはオブライエン厩舎のエースで、6日(水)のG3チェスターヴァーズS(チェスター、芝2500メートル)を完勝したベンヴェヌートチェリーニ(牡3、父フランケル)が抜けた1番人気。2番人気も7日(木)のリステッド競走(ディーS)を7馬身差で圧勝したコンスティチューションリバー(牡3、父ウートンバセット)が続き、明日14日(木)に行われるG2ダンテS(ヨーク、芝2100メートル)には「第三の馬」の座を賭けて、年をまたいで重賞連勝中のクリスマスデー(牡3、父キャメロット)が1番人気で出走します。
オブライエン厩舎からは、これ以外にも前走は僅差(きんさ)2着に敗れたものの仏2歳G1のクリテリウムドサンクルー(サンクルー、芝2000メートル)を制したピエールボナール(牡3、父キャメロット)の参戦もうわさされています。
コンスティチューションリバーには今月31日(日)のG1仏ダービー(シャンティイ、芝2100メートル)に狙いを変更するプランもささやかれていますが、ムーア騎手がこれを選ぶ可能性がない訳ではありません。
昨年は厩舎の看板を背負ったドラクロワ(9着)を選んで、結果を出せずに終わっているだけに、騎乗馬の選択はさらにシビアになりそうです。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

