巨人対BC栃木 試合前、BC栃木西岡(右)は巨人村田コーチと談笑する(2019年4月4日撮影)
巨人対BC栃木 試合前、BC栃木西岡(右)は巨人村田コーチと談笑する(2019年4月4日撮影)

巨人3軍とBC栃木との試合が4日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた。BC栃木は元巨人の寺内崇幸新監督(35)が指揮し、今季から元阪神の西岡剛内野手(34)が加入するなど注目される。その一戦を特別な思いで巨人ベンチから見つめたのが、昨年、同チームでプレーした村田修一ファーム打撃兼内野守備コーチ(38)だった。

試合後、BC栃木の選手があいさつに訪れた時には、激励とともに助言も送った。自身と同じく、BC栃木からNPB復帰を目指す西岡とはガッチリ握手を交わし、力強いエールを送った。「やっぱりいい選手。NPB復帰という目標がある以上は思い切って、頑張ってほしいです」。

それと同時に、自身が得た経験の大きさも強調した。「僕自身もそうでしたが、一生懸命打ち込めば、何か見つかるものがあります。剛は日本代表、メジャーも経験した選手ですし、いろんなことを伝えられる。栃木の選手には刺激になるし、(西岡の)人生のプラスにも必ずなると思います」と話した。

試合後の練習中、村田コーチは素振りをする3軍選手に声を掛けた。「自分が今日の試合で打てなかったボール、コースをしっかりイメージして、バットを振るように」。BC栃木での経験も生かし、選手のレベルアップに尽力する。【巨人担当 久保賢吾】

巨人対BC栃木 BC栃木の選手たちの練習を見つめる巨人村田コーチ(左)(2019年4月4日撮影)
巨人対BC栃木 BC栃木の選手たちの練習を見つめる巨人村田コーチ(左)(2019年4月4日撮影)