札幌南が、00年夏の甲子園出場時の主将だった田畑広樹新監督(35)の初陣を勝利で飾れなかった。札幌琴似工に5-6の逆転負けで、初白星は夏に持ち越しとなった。

 5-4の1点リードで迎えた9回表。4回から途中登板し粘投を続けていた2番手高橋孝輔投手(3年)がつかまった。無死から2連打で1点を返され、2つのアウトを挟んだ2死三塁。札幌琴似工の7番若林純貴左翼手(3年)に勝ち越しの中前打を許した。

 4月の就任後、初の公式戦で白星を逃した田畑監督は「母校に帰ってきて勝つイメージで臨んだが…。ここからまた夏に向かってスタートします」と雪辱を誓った。