明徳義塾・馬淵史郎監督(64)が高校野球の新時代到来を断言した。

2年ぶり19度目のセンバツ出場が決定。今大会から球数制限と申告敬遠を実施。1人の投手につき、投球数が「1週間で500球まで」に制限される。馬淵監督は「新しいことがいっぱいある。どうやって戦っていくか、どういう大会になるか全く分からない。投手起用において、駆け引きがあるだろう。これまでは一戦必勝の考えだったが、優勝を目指す上では、初戦からエースを温存することも出てくる。監督の手腕も問われる。間違いなく、野球は変わるよ」と話した。

明徳義塾はエース新地智也(2年)を中心とした堅守を持ち味に昨秋の四国大会を制した。歴代4位タイとなる甲子園通算51勝を誇る馬淵監督は「偉そうだけど、国体、神宮大会、夏は旗がある。優勝旗がないのは、センバツだけ。チャンスがあるなら、旗を高知、明徳に持って帰りたい」と意気込んだ。

◆球数制限導入 日本高野連は今春から、センバツ大会を含むすべての公式戦で球数制限と申告敬遠を採用する。投球制限は1週間で1人の投手が投球できる総数を500球以内とし、ノーゲームになった試合もカウント。申告敬遠は、申告すれば投球せず故意四球にできる。