亡き恩師に強豪・常総学院の復活を誓った。高校野球の取手二、常総学院の監督として、春1度、夏2度の甲子園優勝を果たした木内幸男氏(享年89)の急逝から一夜明けた25日16時。常総学院のグラウンドでは、普段通りの練習が始まった。木内氏の教え子でもある島田直也監督(51)は「この子たちは木内さんがどんな人か知らないと思う」と訃報には触れず。グラウンドに選手たちの元気な声を響かせ弔った。

25日晩は島田監督が出場した甲子園の動画を見て、故人をしのんだ。「布団に入って、常総学院に入学してからの3年間を思い出してね。実感がないですよ」と寂しい思いを口にした。

チームは秋季関東大会で準優勝を果たし、来春のセンバツ出場が濃厚だ。「いつか選手たちに木内さんがどんな人だったかを話して、モチベーションを上げたい」と、勝利を届ける。

なお、通夜は12月2日、1部は一般のみで午後5時から6時30分まで。2部は親族のみで午後7時より。告別式は3日正午より、茨城県取手市市之代310「やすらぎ苑」で。喪主は娘婿の岡田誠(おかだ・まこと)氏が務める。