来春センバツ(来年3月18日・甲子園)の重要参考資料となる秋季近畿大会の準々決勝3試合が滋賀・皇子山球場で行われ、大阪桐蔭、金光大阪、和歌山東が4強に進出し、来春のセンバツ出場に大きく前進した。
第1試合は大阪桐蔭と、来年3月末での退任が決まっている藤田明彦監督(64)率いる東洋大姫路が対戦。投打がかみ合った大阪桐蔭が、東洋大姫路を完封勝ちで下した。
第2試合は、金光大阪が最大6点差をひっくり返し、近江に逆転勝ち。09年以来13年ぶりのセンバツが濃厚となった。
第3試合は和歌山東が京都国際との接戦を逃げ切り、春夏通じて初の甲子園出場を有力とした。
30日の準決勝では、第1試合で天理―大阪桐蔭、第2試合は金光大阪―和歌山東の対戦が予定されている。
第1試合 大阪桐蔭(大阪1位)-東洋大姫路(兵庫3位)
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東洋姫 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
大阪桐 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | X | 5 |
【東】森
【大】川原、前田
【本】田井
東洋大姫路は大阪桐蔭に完敗 来年3月退任藤田監督「信じて練習しようと」
【試合経過】
東洋大姫路は1回表、1死から2番千代が二塁内野安打で出塁も後続が続かず無得点。
大阪桐蔭は1回裏、1番伊藤が三塁線を破る二塁打で出塁も後続が続かず無得点。
東洋大姫路は2回表、3者凡退。
大阪桐蔭は2回裏、5番丸山が中前安打で出塁。2死一、二塁とするも後続が倒れて無得点。
東洋大姫路は3回表、8番奥村が一塁線にセーフティバント成功。2死一塁から2番千代が右前安打で2死一、三塁。3番賀川の打席で三塁走者が飛び出しタッチアウト。
大阪桐蔭は3回裏、3者凡退。
東洋大姫路は4回表、2死から5番森が三塁内野安打で出塁。6番岡部は敵失、2死一、二塁とするも無得点。
大阪桐蔭は4回裏、1死から5番丸山が左前安打で出塁。続く6番田井が右越えに先制2ラン。大阪桐蔭2―0東洋大姫路
東洋大姫路は5回表、3者凡退。
大阪桐蔭は5回裏、1死から1番伊藤が三塁内野安打で出塁。2番谷口が中越えへ適時二塁打を放って追加点。なお1死二塁で3番松尾が左前安打で続き1死一、三塁。4番海老根は三ゴロ、併殺崩れの間に三走が生還。5番丸山の打席で一走が飛び出しタッチアウト。大阪桐蔭4―0東洋大姫路
東洋大姫路は6回表、2番千代が四球で出塁。送りバント成功で1死二塁も後続が続かず無得点。
大阪桐蔭は6回裏、5番丸山が右前安打で出塁し6番田井は四球、無死一、二塁。7番星子の打席で二走が飛び出しタッチアウト。その間に一走が二塁へ。星子は右前安打で出塁し、1死二、三塁とするも後続が続かず無得点。
大阪桐蔭は投手交代 川原→前田
東洋大姫路は7回表、3者凡退。
大阪桐蔭は7回裏、1死から2番谷口が左中間二塁打で出塁。2死二塁で4番海老根が中前適時打で追加点。なお2死一塁とするも後続が倒れ無得点。大阪桐蔭5―0東洋大姫路
東洋大姫路は8回表、1死から1番小松が中前安打で出塁。2番千代は一塁へ痛烈な当たり、一走が戻れずアウト。
大阪桐蔭は8回裏、6番田井が右前安打で出塁も、後続が続かず無得点。
東洋大姫路は9回表、1死から代打松上が四球で出塁も後続が倒れ無得点、試合終了。
第2試合 金光大阪(大阪2位)-近江(滋賀3位)
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
近 江 | 3 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 |
金光大 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | X | 7 |
【近】星野、外義
【金】古川
【試合経過】
近江は1回表、1死から2番中瀬への四球、3番津田の左前安打で1死一、二塁。4番山田が中越えへ先制の適時二塁打。なお1死二、三塁で5番岡﨑が右前適時打で続き2点目。なお1死一、三塁とし、6番川元の遊撃内野安打の間に三走が生還し追加点。その後、2死二、三塁とするも後続が倒れて無得点。近江3―0金光大阪
金光大阪は1回裏、3者凡退。
近江は2回表、3者凡退。
金光大阪は2回裏、3者凡退。
近江は3回表、3番津田は一塁内野安打で出塁、盗塁成功で無死二塁。4番山田は四球。一死一、二塁とし6番川元は中堅へ走者一掃の適時二塁打。近江5―0金光大阪
金光大阪は3回裏、3者凡退。
近江は4回表、1死から1番横田が四球で出塁。送りバント成功で2死二塁。3番津田も四球で出塁。2死二、三塁とし4番山田は申告敬遠で2死満塁。5番岡﨑への3球目が暴投、その間に三走が生還。なお2死二、三塁。岡﨑も四球で出塁し、再び満塁。6番川元は中飛。近江6―0金光大阪
金光大阪は4回裏、1番岡治が左中間二塁打で出塁。2番福冨は四球、無死一、二塁。1死後、4番岸本の右犠飛で二走が三進し2死一、三塁。5番貴島は右越えに走者一掃の適時三塁打。さらに6番今北も右越えに適時三塁打を放ち追加点。近江6―3金光大阪
近江は5回表、3者凡退。
金光大阪は5回裏、1死から9番澤田が右前安打で出塁も後続が続かず無得点。
近江は6回表、1番横田は右前安打。送りバント成功で1死二塁とするも後続が続かず無得点。
金光大阪は6回裏、1死から4番岸本が四球で出塁も後続が倒れ無得点。
近江は7回表、3者凡退。
金光大阪は7回裏、1死から8番佐々木が中前安打で出塁。9番澤田は遊直、一走が戻れずダブルプレー。
近江は8回表、8番大橋が中前安打で出塁。2死二塁とするも後続が倒れ無得点。
金光大阪は8回裏、1番岡治が四球で出塁。2番福冨も右前安打で続き、無死一、二塁。近江はここで投手交代 星野→外義。3番古川は投ゴロ、三塁へ送って三走がアウト。1死一、二塁で4番岸本が死球で出塁し、1死満塁。5番貴島は三塁線を破る走者一掃の適時三塁打を放ち、同点。近江6―6金光大阪。なお1死三塁から6番今北が死球で出塁し、1死一、三塁。代打森下は三ゴロ、ホームへ送球されるも三走が本塁突入、間一髪セーフで勝ち越し。なお1死一、二塁で8番佐々木は遊撃内野安打で出塁、1死満塁。9番澤田は初球スクイズを空振りし、2死二、三塁。投ゴロに倒れる。
近江は9回表、3番津田は右前安打で出塁。4番山田はニゴロ、二塁に送ってアウト、1死一塁。5番石浦が四球で出塁し、1死一、二塁。6番川元は見逃し三振、ワンストライクから7番外義に代打小竹、遊ゴロに倒れ試合終了。
第3試合 和歌山東(和歌山2位)-京都国際(京都1位)
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
和歌東 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
京国際 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
【和】田村、麻田
【京】平野、森下
【本】森下
和歌山東が初聖地へ前進 夏の甲子園4強京都国際に競り勝ち準決勝進出
【試合経過】
和歌山東は1回表、1番山田が左前安打で出塁。2死から4番此上が四球、5番中川が遊撃内野安打で出塁し2死満塁。6番田村が中前へ先制の2点適時打。和歌山東2―0京都国際
京都国際は1回裏、1番武田が左越え二塁打で出塁。1死三塁から3番辻井の右犠飛で三走が生還。和歌山東2―1京都国際
和歌山東は2回表、3者凡退。
京都国際は2回裏、3者凡退。
和歌山東は3回表、3者凡退。
京都国際は3回裏、2死から1番武田が左前安打も後続が続かず無得点。
和歌山東は4回表、4番此上は敵失で出塁。送りバント成功で1死二塁も後続が続かず無得点。
京都国際は4回裏、2死から5番森が死球で出塁。6番森下が右前安打で出塁。一走は三塁へ進塁、森下も送球間に二塁へ。2死二、三塁とするも後続が倒れ無得点。
和歌山東は5回表、8番橋本が四球で出塁。犠打などで1死三塁、1番山田の三ゴロの間に走者が生還。和歌山東3―1京都国際
京都国際は5回裏、8番三浦が左前安打で出塁。9番小林の打席で一走がけん制に誘い出されてタッチアウト。1死無走者となり、小林は中前安打で出塁。ここで和歌山東は投手交代 田村→麻田。後続が続かず無得点。
京都国際は投手交代 平野→森下
和歌山東は6回表、3番野別が左前安打も後続が続かず無得点。
京都国際は6回裏、3番辻井は左前安打で出塁。4番平野は投ゴロ併殺打。2死無走者から、5番森は左前安打で出塁も後続が倒れ無得点。
和歌山東は7回表、8番橋本が四球で出塁も後続が倒れて無得点。
京都国際は7回裏、3者凡退。
和歌山東は8回表、3者凡退。
京都国際は8回裏、1番武田が左前安打で出塁。送りバント成功で1死二塁。3番辻井は死球、1死一、二塁。4番平野は右犠飛で2死一、三塁とするも、後続が倒れて無得点。
和歌山東は9回表、4番此上が右前安打で出塁。送りバント成功で1死二塁も後続続かず無得点。
京都国際は9回裏、6番森下が右翼ポール際へ追い上げのソロ本塁打。和歌山東3―2京都国際。7番岩内が三塁線破る安打で出塁。2死一塁から一走が盗塁成功、2死二塁も後続が倒れ、試合終了。