近江が逆転負けを喫し、近畿大会4強進出を逃した。

1回に1死一、二塁から主将の山田陽翔投手(2年)が中越えに先制の適時二塁打を放つと、後続も続き3点を奪った。3回には1死一、二塁から川元ひなた外野手(2年)の2打席連続となる適時打で2点を追加。4回にも1点を加えて6点をリードした。

序盤から援護をもらった先発の星野世那外野手(2年)は序盤3イニングを1人の走者も出さない完璧な投球で立ち上がったが、4回に3長打で3点を失った。7回に死球と安打で走者を背負い、降板。2番手の外義来都投手(2年)が1死満塁から二塁打を打たれて同点。その後、1死一、三塁から野選で勝ち越しを許した。最大6点差を逆転されて近畿大会8強止まりとなった。

1回戦でも勝利はしたが6点差を逆転されており、多賀章仁監督(62)は「この前の経験を生かしきれていない。あの3点が痛かった」と4回の3失点を悔やんだ。

山田は4回には右翼手として頭上を抜ける打球を背走。惜しくも捕れず、「グラブに当たっていたので捕り切れず悔しい」と話し、「詰めが甘いチームだと思った。勝ちきれる強いチームになるために、この試合をスタートラインにしてしっかりやっていきたい」と前を向いた。