大阪桐蔭が近畿大会ベスト4進出を決め、2年連続のセンバツ出場が濃厚となった。

先発の川原嗣貴投手(2年)は走者を出しながら粘投。6回5安打無失点と試合をつくった。7回からは前田悠伍投手(1年)が流れを渡さず、相手打線に反撃を許さなかった。

打線は4回1死一塁から田井志門外野手(2年)が右越えの先制2ランを放つと、5回には谷口勇人外野手(2年)の適時二塁打などで2点を追加。7回にも加点し、11安打5得点で東洋大姫路を下した。

田井は公式戦2本目のアーチを「叩こうと思って打席に入った。いい打球がいってよかった」と笑顔で振り返った。西谷浩一監督(52)も「中盤までうまくいかず東洋大姫路さんのペースだったところで、非常に値千金だった。田井の本塁打がみんなに勇気を与えてくれた」と田井の1発をたたえた。