阪神ドラフト1位横山雄哉投手(21=新日鉄住金鹿島)が8日、教育リーグ、オリックス戦(鳴尾浜)で実戦デビューした。2回を3安打2失点ながら、この日の最速148キロをマーク。異例の2軍戦視察を敢行した広島007を目の前にうなった。

 「緊張はしました。投げ出すと周りが見えるようになるんですけど、今日は点を取られてしまった。打たれはしましたけど、投げられて良かった」

 昨年11月の21Uワールド杯以来の実戦登板に、ホッとした表情だった。直球を主体にスライダー、カーブ、フォークを織り交ぜ38球。左胸鎖関節炎症で出遅れたドラ1が、ようやくプロの1歩を踏み出した。「結果にこだわったけど、残せなかった。この試合が次に抑えられた試合の糧となればいい」と前を向いた。

 広島井生スコアラーがバックネット裏で、横山の投球に熱視線を送っていた。「初めて見たけど、高めの真っすぐに力がある。かわす投球をするような投手ではない。キレのある直球を投げられたら差し込まれるなという感じ。見られて良かった」と警戒した。

 今後は状態を見ながら、球数やイニング数を増やしていく方針だ。1軍のマウンドを目指し、ここからはい上がる。【宮崎えり子】