オリックスが開幕9試合目で早くも2度目の4連敗だ。優勝争いした昨季はシーズンを通じて2度しかなかった4連敗。借金は2年ぶりの7に膨らんだ。
ドラフト1位左腕の山崎福也投手(22)も救世主になれなかった。5回6失点で2戦連続KO。「自分のミスから大量失点。投げる以外の部分も反省しないといけない。チームに申し訳ないです」。背番号17が一身に責任を背負った。
自滅だった。先制してもらった直後の3回は、自身の一塁悪送球から傷口を広げて同点を許した。5回も投ゴロをお手玉し2四球でピンチを広げる。最後は中田に満塁弾を浴び、5点を勝ち越された。森脇監督は「悔いが残るプレー。中田のところで逃げ場がなくなった」と厳しい表情。自責点1のプロ初黒星がホロ苦さを象徴した。
新人に初勝利で流れを変えてくれと望むのは酷だったのか…。右肘手術明けのエース金子に登板メドが立たず、守護神平野佳も右足首痛で抹消。本来の4番ブランコもセットアッパー岸田も比嘉も故障。これほどの非常事態で、開幕からわずか1勝の黒星地獄。この日は公式戦で初めてサード用の金色ユニホームを着用し「輝こう、一緒に」を合言葉に戦ったが、皮肉にも色がかぶった日本ハムの金色戦闘服に“輝き負け”した。
大補強で優勝候補と目され、本拠地開幕3連戦は10万6000人を動員。だが打線も奮わず、4試合連続逆転負けにタメ息だけが充満した。森脇監督は「3カードで随分返さないといけないものができた。大いにもがいてもがき苦しんで、きっちり返していきたい」と懸命に前を向いた。大阪の桜は満開だが、オリックスの桜が咲かずに枯れては大変だ。【松井清員】



