いよいよ投打フル稼働。日本ハム大谷翔平投手(20)の次回先発は、19日楽天戦(コボスタ宮城)が濃厚となった。前日12日ソフトバンク戦(熊本)で開幕3連勝をマーク。軌道に乗ってきたところで、今季初の中6日の登板間隔を解禁する見込みだ。3勝目の快投から一夜明けた13日は、羽田空港から空路で北海道へ移動。今日14日からのロッテ2連戦(札幌ドーム)は野手として「3番DH」でスタメン出場が有力。理想型の二刀流が本格化する。

 大谷が秘めているポテンシャルをチームのために最大限生かす。投手で連勝街道を走る右腕は、次回先発が19日楽天戦になることが濃厚。今季初の中6日となるが、厚沢投手コーチは「いけると思う」とゴーサインを出した。開幕から慎重に進められてきた二刀流の運用が本格稼働しそうだ。

 ここまで体調管理優先で投打に起用されてきた。開幕11日前の3月16日に発熱の影響もあり、開幕戦から中7日で2試合登板。4月が最大5連戦の余裕のある日程の後押しもあり、先発の役目を果たして首脳陣の期待に応えた。チームも他球団との対戦を一巡して貯金7で首位。先発陣も軒並み好調。大谷が自重されてきた中6日で回れば、全員が一定した登板間隔で投げられるメリットもある。

 野手陣は緊急事態に直面している。陽岱鋼が右太もも裏の張りで前日12日に登録抹消された。3番を担う打線の核がいない状況で、穴を埋めそうなのが大谷だ。今日14日からのロッテ2連戦は「3番DH」でスタメン出場の可能性が高い。野手では2試合連続無安打中だが、栗山監督の信頼は変わらない。「それもあって、昨日は何としてもという気持ちがあったよね」と、投打の好循環を感じ取っている。

 中6日で先発し、野手出場へ。大谷も「チームに貢献できるように、勝てるようにやっていきたい。明日(14日)合わせられれば」と理想的な二刀流の運用へ意欲的。覇権奪回へ好スタートを切ったチームのためにフル稼働となりそうだ。【木下大輔】